軟式の打ち方のコツ【硬式出身者・初心者向け】ゴロを減らして飛ばす打撃
しっかり振っているのに、当たるのはボテボテの内野ゴロと、力ないファールチップばかり——。 軟式を始めた人、あるいは硬式から移ってきた人が、まず最初にぶつかる壁がこれです。
でも、下手になったわけでも、力が足りないわけでもありません。 原因は、たった一つ。軟式ボールは、当たると潰れる。この性質を知って、ほんの少し打ち方を合わせるだけで、 打球は驚くほど変わります。この記事では、ゴロを減らし、しっかり飛ばすための軟式打撃のコツを、参考動画つきで解説します。
なぜ軟式は「詰まる・ゴロになる」のか
硬式ボールは硬くて、当たってもほとんど形が変わりません。だから、上からしっかり叩いて バックスピンをかければ、キレイに飛んでいきます。
ところが軟式ボールはゴム製で中が空洞。バットが当たった瞬間、大きく潰れます。この“潰れる時間”のあいだに、上から強く叩き込む力が加わると、 ボールは押しつぶされて勢いを失い、地面に向かって転がっていく—— これがボテボテゴロの正体です。硬式の「叩いて飛ばす」がそのまま通用しないのは、このためです。
コツ①:上から叩きすぎず、「レベル〜やや上」に振る
まず意識したいのがスイング軌道。硬式の「上から叩く」イメージを少しゆるめ、バットをレベル(水平)〜ややアッパー気味に、 ボールの中心を横からとらえにいきます。 こうすると、潰れたボールを地面に押し込まず、前へ運べるようになります。
コツ②:芯でとらえて「押し込む」
軟式で飛ばす感覚は、叩くというより「押し込む」「運ぶ」。 インパクトの瞬間に、潰れたボールをバットにグッと乗せて、 そのまま前へ押し出すイメージです。手首を早くこねず、ボールとバットが接している時間を長く取るのがポイント。 この“ひと押し”が、軽い当たりを鋭い打球に変えます。
コツ③:ミートポイントを少し近くに取る
硬式より体の少し近くでとらえると、力が乗りやすくなります。 遠くで当てにいくと、潰れたボールに力が伝わりきる前にバットが離れてしまい、 詰まった当たりになりがち。「引きつけて、押す」を合言葉に。
参考動画:軟式ならではの技術
文章だけではつかみにくいスイングの感覚は、動画で見るのが一番です。 軟式で人気のYouTuber・ミノルマンさんが、対決企画で実際に使っている軟式の技術を紹介しています。
出典:YouTube「ミノルマン」チャンネル(別ウィンドウで再生されます)
飛距離を伸ばしたい人へ
軟式はそもそも飛びにくいボール。無理に力むより、ボールの中心をしっかり潰して、そのエネルギーを前に押し出すほうが飛びます。 強引にバックスピンをかけようと下から大きくすくうと、かえって力が逃げがち。 「中心をとらえて、押す」——この基本を丁寧に。芯で押せた打球は、軽い音がして、 スッと伸びていきます。
おすすめの練習法
- ティーバッティング: 止まったボールで「押し込む」感覚を体に覚えさせる。軟式打撃の基礎練習に最適
- トスバッティング: ミートポイントを近くに取り、当ててから押す動きを反復
- 素振りは軌道を意識: 「上から叩く」を少しゆるめ、レベル軌道を体に染み込ませる
硬式出身者へ:捨てるのは“軌道”だけ
硬式で身につけた土台——選球眼、体の使い方、スイングスピードは、そのまま大きな武器です。 変えるのは「上から叩く軌道」と「押し込む意識」だけ。 そこさえ軟式に合わせれば、あなたの打球はすぐに見違えます。 ボールが変わっただけ、と気づけば、あとは楽しむだけです。
打撃の勘が戻ってきたら、いよいよチームの一員として。 そろいのユニフォームで打席に立つ気持ちよさは、格別ですよ。
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